壺算③です。
二荷入りの壺は一荷入りの倍の値段。
3円50銭の一荷入りを3円で買った「お前」＆徳さんは、本当は7円する二荷入りを6円で買うことに。
しかしここで終わりではなく・・・。
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徳さん「そこに置いてあるのは、さっき俺が瀬戸物屋に払った3円か？」
瀬戸物屋「えぇ、そうでござんす。」
徳さん「するってぇと、3円で買い取ってもらえるこの一荷入りと、その3円を合わせて6円だな。それで二荷入りをもらってくぜ。」
瀬戸物屋「その一荷入りとこの3円を合わせて6円・・・。ん～・・・、勘定は確かにあうんですが・・・。」
徳さん「おいしっかりしな瀬戸物屋。ソロバン持ってきな。いいか、この一荷入りが3円だ。でここにある3円を合わせると・・・ほら、6円になるじゃねぇか。」
何度やっても6円。何度やっても納得できない瀬戸物屋。
そのうちに瀬戸物屋、何がなんだかわからなくなって。
終いには
「すんませんお客さん、一荷入りも差し上げますんで、お帰りくだせぇ」
徳さん「一荷入りはいらねぇんだよ。」
瀬戸物屋「その代わり、この3円もお返ししますんで。」
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・・・おかしいですよね。まさにパラドックス(矛盾。「正しいようだが間違っている」、「間違っているようだが正しい」というような意味です)。
※ちゃんちゃん。