夏は受験の天王山(てんのうざん)
このようなフレーズ、聞いたことはありますか?
学習塾の夏期講習のチラシやホームページでよく見かけます。
プロ野球などスポーツでも、優勝を大きく左右するような重要な試合を「天王山」なんて言ったりします。
じゃあ「天王山」ってナニ???ですよね。
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時は1582年、天正10年。
天下統一間近だった織田信長が、京都にある本能寺で宿泊していたとき。
家臣である明智光秀の謀反(裏切り)にあい、攻められて自害。
有名な「本能寺の変」ですね。
そして・・・
中国地方の毛利家を攻めていた豊臣秀吉(そのときは「羽柴秀吉」)は、翌日その事実を知る
秀吉「信長さま~~!(号泣)」
↓
秀吉はすぐさま毛利と和睦(話し合いで解決)し、明智光秀を討つため京都へ
秀吉「信長様のかたき討ち!!」
↓
秀吉vs光秀 これを「山崎の戦い」と言います
この戦いに勝つために重要だと言われていた場所が、天王山だったのです。
秀吉「やりました信長様!これからは僕の天下です!」
天国の信長「いやいやアンタは織田の人間支えてよ」
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これが、「勝負をの行方を左右する重要な局面」、「勝敗の分岐点」となる時期や場面が「天王山」と呼ばれる由来です。
さて、最初のフレーズに戻って
夏は受験の天王山
そうなんです、夏休みは、受験の結果を大きく左右するめちゃめちゃ大事な時期なんです。
「じゃあ、夏休みになったら受験勉強頑張ろう!」
と思ったあなた、それだと頑張る時期が遅いかなぁ・・・。
長くなりそうなので、続きは来週。
※天王山の標高は270mだそうです。標高だけ聞くと「山じゃないじゃん」と思ってしまう。