こんにちは、諏訪アカデミー講師の宮田です。
前回の続きです。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
鳥居強右衛門(すねえもん)は、信長さん・家康さんのところへ助けを求めに、武田軍に見つからないように夜中に行動開始。
明け方、川を泳いで長篠城から脱出することに成功。
強右衛門が、信長さん・家康さんたちがいる岡崎城(今の愛知県岡崎市にあった)にたどり着いたのはその日の午後。
(強右衛門が走った道を走ろう！という「強右衛門戦国街道ラン」という催し物があり、強右衛門が岡崎城から長篠城まで戻ったと言われる道を走るそうです。その距離65km！)
今のように道が舗装されているわけではない65kmの道のりを、半日で駆け抜けたのです。
強右衛門が岡崎城に着いたころ、信長・家康連合軍は出発の準備を整えていました。
強右衛門「信長さん！家康さん！長篠城がこれこれこういうわけなんです！なるべく早くの援軍を！なにとぞー！」
信長「いやいやお疲れ。どのくらいの距離？65km？それって何里？まぁとにかく、どえりゃー(名古屋弁で「すげー」の意味)長い距離走ってきたんだし、ちょっと休んで俺たちと一緒に行くじゃんね」
強右衛門「噂と違って信長さん優しい！でも、もうすぐ信長さん・家康さんたちが応援に来てくれることを1秒でも早く長篠城のみんなに伝えたいっす！お先に失礼しまっす！」
と言って長篠城まで戻りました。往復130kmですよ・・・。
強右衛門、どえりゃー体力です。
強右衛門、長篠城付近まで戻ってきたはいいけど、周りは武田軍に取り囲まれています。
脱出したときに危うく見つかりそうになったし、さて城の中にどう入ろうか・・・、と悩んでいたら、
武田軍の誰か「ん？そこにいるのは誰だ！？」
強右衛門「ん？え？あ、自分すか？自分は・・・えーと・・・。あ、あれです、ここら辺の農民です！」
武田軍の誰か「答えるまでに悩んだな！怪しい奴め、ひっとらえろ！」
強右衛門は武田軍に見つかり、つかまってしまいました・・・。
次回へ続く。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
※つかまっちゃった・・・。